Album Review "R"#3
アルバム・レビュー"R"その3



Roger Ruskin Spear
"Electric Shocks"
Produced by Roger Spear ('72)
All Songs Written except 1,4,8&9
by Roger Spear
1 by Wallace
4 by Spear/"I Know A Rhino"
8 by Nelson/Parkins
9 by Lionel Bartl

1.All By Yourself In The Moonlight
(月影にひとり)
2.Im' A Fly
3.Mattress Man
4.Blue Baboon
(青いヒヒ)
5.The Liberty Laughing Song
(おかしな自由の歌)
6.Doctor Rock
7.Patric Moore
8.Make Yourself A Happiness Pie
(幸運のパイ)
9.Living Doll

CD Bonus Tracks
10,Trouser Freak
(ズボン・フリーク)
11.Trouser Press
(ズボン・プレス)
12.Release Me
13.Drop Out

関連項目
The BonzoDog Band "Gorilla"

なんか久しぶりに書いたせいか、長くなってしまいました。我ながらまとまりがないので章立てにしてみました。

第一章:プレーヤー購入までとオーディオ・マニアに対する考察
(オーディオ・マニアの人は頭来るだろうから読まないでね〜)

レコード・プレーヤーはお持ちでしょうか?
自分のオーディオ史を振り返ると、中学生高校生の時は姉のレコード・プレーヤーを使わせもらっていた。シャープ製のもので、縦型のプレーヤーである。ほんのちょっとだけ流行った縦型のプレーヤーであるが、LP=でかい=場所をとるのを何とかしようという発想だろう。まあ、あれだけでかいモノをグルングルン縦に回すんだから、構造的に無理があるというか、実際1/4音くらい音が低かった気がする。しかも回転数は調節不能。勝手にいじって壊れないようにという配慮だったのかな。
そのプレーヤー、カセットとラジオとの一体型で、今思えばCDラジカセならぬ、LPラジカセを目指して設計されたのだろう。しかし、いかんせん、でかすぎてラジカセにはとても見えなかった。

そのころ持っていた自分専用のオーディオ機器はソニーのウォークマンのみ。つまり家で音楽を聴くことはあんまりなくて、電車の中とかもっぱら移動中に聴いていた。これは今でも変わらない。

浪人中、大学に入ったら自前のオーディオ・セットを買おうとあれこれ夢想した。たまたま同じ予備校に通っていた知人が、オーディオ・マニアで、一応アドバイスに従い、いわゆるコンポではなく、ケンウッドの単体製品を買って組んだのが今でも使っているシステムである。

アンプはKA-5010というやつで、当時のアンプのランク付けでは値段的には下から2番目クラス、ただし音的にはもう1ランク上という評価を得ていた製品。CDはDP-5010、カセットはKX-W8010というダブルデッキ、KT-V880でいずれもケンウッド。スピーカーはダイアトーンのDS55-XL。高級品ではないけど、当時読んだオーディオ雑誌ではなかなか評価の高かったスピーカー。

と書くと、オーディオ・マニアの知人の言うこと素直に聞いて買ったように思われるが、そうでもない。基本的にケンウッドに揃えた理由は色々あるけど、一番の理由は単にデザインが気に入ったから。"KENWOOD"というロゴも好きだ。

そもそも僕はオーディオ・マニアという人種が嫌いである。スタパ斎藤風に言えば、最強に強まって大嫌いだと言えよう !!
まあ、そういった「人種のくくり」はたいてい無理があって、一番いい例は「ビートルズ好きに悪い人はいない」というやつだ。誰が言い出したか知らないが、ダメだよ!嘘ついちゃ! そんなものいい人も嫌な奴もいるに決まっている。それを承知の上での僕のイメージとして語らせてもらうと…。

例えば同じ機械好きでもパソコンとか、車とか、そういったモノが好きでいじり回したり買いまくっている人には、それ程嫌悪の念はない。というか、まかり間違えば自分もそうなったかもとも思う。でも、オーディオ・マニアの場合、何が嫌だってあのスノッブな雰囲気が嫌だ。

「どこが大きく違うのかな」と考えると、オーディオ・マニアには「自嘲」がない。あるいは少ない。
PCだろうが車だろうと、そういうのが好きでお金かけちゃったりしている人には「イヤー、自分でもこんなショーもないものにお金かけちゃってアホだなーって思うんだけど」的なとわきまえを持った人が多い。本気ではそう思ってないのかもしれないが、一応、対外的にはそうしている。

しかし、オーディオ・マニアは僕の知っている限り、しょぼい環境で音楽を聴いている人を(口には出さなくても)軽蔑してたりする。あるいはべらぼうなお金を出していいオーディオを手に入れることを「えらい」と思っている。あるいは「音楽に対する敬意の表れさ」とか思っている。
うげー。

一言、「うーん、いい音で聴こうと思って始めたことなんだけど、完全に手段が目的になって、我ながらとんだ本末転倒野郎なんだけど」と言ってくれれば、僕はその人を大好きになるのに。でも、向こうも僕のような人種は嫌いだろうから、これはこのままで良いとも言えよう !!

第二章:「ジュビュアーイジュアジュ!」→冬眠

まあ、話はそれまくってしまっているので無理矢理戻そう。
「レコード・プレーヤーはお持ちでしょうか?」

僕が持っているのはやはりケンウッドのP-7Eという機種で、何のことはない、当時コンポ用に売り出されていたプレーヤーを単品で買ったもの。まあ、安物です。
当時はもう思いっきりCD化が進んでいて、LPの新譜を買う可能性はまず無かった。でも、既に持っているものは聴きたいし、12インチで何か買うかもしれないし、ということで一応手に入れたもの。

ごくたまに使っていたが、忘れもしない、ポールの『スパイ・ライク・アス』の12"を聴いていたとき突如左チャンネルが「ジュビュアーイジュアジュ!」と歌い出したのだ。ノイズ入りまくりなのだ。
針かなあ、とも思ったが、それ程使ったわけでもない。試しに針の上に1円玉とか載せると一瞬「ズボン!」と音が抜けてクリアになったりもする(すぐ戻っちゃうんだけど)。そのうち、「ま、いっか」ということで、LPは聴かなくなった。プレーヤーは冬眠。新譜はすべてCD買えば事足りたし。

第三章:復活

長い長い眠りについていたP-7Eの復活が切に待たれるときが来た。きっかけはボンゾズである。
僕は割と長いスパンでCDとかを集める方なのだが、相棒のTさんは違う。ハマルと烈火の如く買いまくる。そういうモードに入ったときのTさんの辞書には「楽しみに取っておく」という言葉はない。猛烈である。漫画とかも1巻買ってが面白ければ、あとは全巻一度に買っちゃって徹夜で読む、とかやりかねない(あるいはやってるかもしれない)。
ボンゾズもほとんど一気に全部買った。熱病のような状態で、僕にも伝染した。確かにそれだけの価値のあるバンドだが。

でも、オリジナル・アルバムはたったの4枚。BBCを合わせても5枚。猛烈に減っている腹は全然満たされない。Tさんはバリバリと2種のボックス・セットを食べ尽くし、少しでもボンゾ臭のあるもの求め、モンティー・パイソンなどにも手を出した。

そして、当然アフター・ボンゾズ、つまりソロ・アルバムにも手を出した。そりゃ、出すっしょ。出さなきゃなるまい。しかし、ソロの多くは未CD化状態だった(今でもそうだけど)。「LPじゃ聴けないしねー」とか言っていたにもかかわらず、新宿のVINYLでスピアのこのアルバムを発見した彼女は即これを買っていた。僕も止めなかった。なぜなら僕も聴きたい! いや、聴かせてください!

「よかったよー」と言われてLP貸してもらっても、P-7Eくんは久々に使っても超今一だし、うーむ、と思っていたらアンプがいかれた。ケンウッドの大宮の代理店に車で持っていって修理してもらうことに。あー、今思い出してもいらいらする。PCにしてもオーディオにしても修理に出すというのは嫌なものである。

そして、アンプが戻ってきたら、なんと、LPもちゃんと聴けるようになった。KA-5010っ、お前だったのか! 知らん顔してCD・カセットは普通に再生しやがって、何年もの間俺をだましてやがったな! ごめんよ、P-7Eくん、冤罪だった。無理矢理1円玉とか5円玉とか時には10円玉とか載せられて、さぞや重かったろう、無念だったろう。

第四章:司会は巨泉、ボンゾはスピアだったのか !?
(こっから本題)

さて、やっと本題に入るが、ロジャー・ラスキン・スピアの72年のファースト・ソロの『エレクトリック・ショックス』、まず、ジャケからしていかす。怪しげなアトリエ(実験室?)で自作のこれまた怪しげなロボットや装置類に囲まれた縞々服のスピア、芸術系マッド・サイエンティストという奴ですか(笑)?

「コケコッコーッ」という鶏の声とともに始まる音世界はホント凄い。普通、あるバンドが気に入って、そのメンバーのソロに手を出し、バンドのアルバムと同等の喜びを得れる場合は少ない。
しかしこれは数少ない例外の一つ。ボンゾと同等か、それ以上のフェイバリットなのである。

ボンゾは音楽的にはニール・イニスの独裁状態のイメージもあるが、これを聴いて全く考えを改めた。何か、キース・リチャードの『トーク・イズ・チープ』を聴いて、「ゲッ、もしかしてストーンズはキースだったのか!?」と思ったのに似ている。「ゲッ、ボンゾズはスピアだったのか!?」(笑)。

音的には『ゴリラ』を思わせるオールド・タイミーなものをベースにしているが、かなり手が込んでいて、いろいろな実験もさりげなくされている。狙いは不明だけど(笑)。と、さっきから「(笑)」というのが多いが、このアルバムを語るときに顔がほころばざる得ない。『アーバン・スペース・マン(ザ・ドーナッツ・イン・グラニーズ・グリーンハウス)』収録のスピアの曲、『ズボン・プレス』を全編やっていると思ってもらえば想像がつくでしょう。

既に何か叫んでいる、うるさいイエロー・サブマリン風の[1]から始まって、初期ボンゾズ風な[2]、組曲の[3](美しい旋律→激しい男の歌→びよーんびよーん)、名曲なんだけど「青いヒヒ」とは何事なのかの[4]までがLPのA面。女性コーラスがフューチャーされている曲が多いがどういう気持ちで歌っているのだろうか。「ピンポンパン」のお姉さん並にまじめに歌ってくれているが、その横でスピアは何事か叫んだりつぶやいたりしてるばかりだ。

B面はケイジャンぽい[5](相変わらずスピアは笑い転げてばかり)、[6]ではスピアが『ズボン・プレス』並のシャウトを披露。喉から血が出そうである。でも、全然魂の叫びではない(笑)。何らかの精神作用の結果叫んでしまったと思われる(笑)。
そして正義の味方ソング風の[7]、そしてトラッド・ジャジーな[8]と続いて最終曲、荘厳な逆回転シンバルの音ともに博士の偉大な実験結果が。クリフ・リチャード等で有名な『リヴィング・ドール』である。博士の発明した自動ハンド・クラッピング装置も快調に音を刻み、流麗なストリングスとコーラス、そして博士自身裏声で歌いまくりだ。
博士、実験は成功っす !! ところで何の実験なんですかっ ?!!

こんなに絶対ホントにどう考えてもCD化されそうもない作品がCD化され、国内盤も堂々出てしまったのには驚きました。しかも「ぴあ」の新譜紹介コーナーとかにも載ったのは笑いました(CD化されたことを「ぴあ」で知った自分たちにも笑いましたが)。
しかも、71年にロジャー・ラスキン・スピア&ヒズ・ジャイアント・オーケストラル・ワードロープ名義で出したEP"Rebel Trouser"をボーナスとして収録。ボンゾ時代の[11]を何だか知らないけど、やたらファンキー且つ破壊的にやってたりして笑えます。(うらわ)

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"Electric Shocks"

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Roger Ruskin Spear
"Unusual"
Produced by Roger Ruskin Spear ('74)
All Songs except 1,2,6&9 Written by Roger Ruskin Spear
1 by Townshend
2 by Hargreaves
6 by Hupfeld
9 by Axton

1.Pinball Wizard
2.On Her Doorstep Last Night
3.Trouble With My Trousers
4.Shove-off Shostakovich
5.I Love to Bumpity-Bump
6.When Yuba Plays The Rumba
On The Tuba down in Cuba
7.Frank the Ripper
8.Morecambe and Wise
9.Heartbreak Hotel
10.My Goodness How
(Or The Revolutionary New Concrete Mixer)
11.Unusual

芸術系マッド・サイエンティスト、ロジャー・ラスキン・スピア博士が『エレクトリック・ショックス』の翌年、73年に世に問うたような(問わなかったような)アルバム。
博士はいつの間にかに骨董品屋を開いたようです。「芸術系マッド・サイエンティスト的骨董品屋の親爺」ですか(笑)。アムロ・レイならずとも、「こんな古いものを…」と絶句してしまうようなオールド・タイミィーな逸品が並んでます。同時に店内にはヘンな実験作品も並んでいるようで…。

ボンゾズの『ゴリラ』に見られるような50〜60年代初期のトラッド・ジャズがかった骨董趣味というのはスピアに依るところが大きいことは前作『エレクトリック…』を聴けばよく分かるところだけど、こちらではその趣味性がより丸出しというか。恐らく彼が少年時代にラジオを賑わしていたグーン・ショー、アルバーツ、テンパランス・セヴンらを73年的に(?)に再現してみたようにも思える。でも、博士の実験はいつも思ったものと違うものが出来てしまうのでした(笑)みたいな。

そもそも一曲目が『ピンボールの魔術師』のカバーですからね(笑)。しかも59年のコミック・ソング風にカバー? エンディング部分なんかはジェリーフィッシュの「知らぬが仏」に影響を与えているような気もしますが、気のせいだと思います。
[2]は99年のコンピレーション盤で『ブリティッシュ・ラビッシュ』でボンゾズ・バージョンも発表された曲。いかに初期のボンゾズがスピア主導(笑)だったか分かりますね。
[3]はボンゾズ時代から続く、服シリーズ。またまたズボンに問題が発生した模様です。

ジャケでもサックスをひっくり返って吹いていますが、アルバム各所で聴かれる管楽器達はほんと、いい感じです。もちろんテクニックを誇示するようなタイプではないですが、いい音色、です。懐かしいような、何となくその懐かしさ自体が悲しいような。

各種元歌、元ネタが分かればより一層面白いのでしょうが、残念ながらそこまでの音楽的知識は私にはありません。ここら辺、中村とうようさんにでも語ってもらいたいですね。「あー、これは52年の○○が元歌でね。その時流行っていたのが××で…」とか好きなだけ語らせたあと後ろからハリセンでバ〜ンみたいな(お年寄りを大切にね〜)。
あと、基本はお笑いの人ですから歌詞をちゃんと理解すればその面白さもあるのでしょうが、残念ながらその英語力もありません。
でも、まあ雰囲気もんでしょ、それで十分でしょ(笑)。というか雰囲気だけで十二分に六十四分に百二十八分に楽しいっす。

最終曲「アンユージュアル」。ほんと仄懐悲楽な曲だね。「♪人生ってヘンだね…いったいこの先なにが待ってるの?」。(うらわ)

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The Rolling Stones
"Through The Past, Darkly (Big Hits Vol.2)"
Produced by The Rolling Stones/Jimmy Miler/Andrew Loog Oldham ('69)
All Songs exceot 5 Written
by Mick Jagger/Keith Richard
5 by Arthur Alexander

1.Jumpin' Jack Flash
2.Mother's Little Helper
3.2,000 Light Years From Home
2000光年のかなたに)
4.Let's Spend The Night Together
(夜をぶっとばせ)
5.You Better Move On
6.We Love You
(この世界に愛を)
7.Street Fighting Man
8.She's A Rainbow
9.Ruby Tuesday
10.Dandelion
11.Sittin' On A Fence
12.Honky Tonk Woman

(この文章は99年の2月に書かれたものです)

先日、銀座のHMVに言ったら、左のCDが前面に沢山並んでいた。新譜や話題作のところである。最近再発されたという話も聞かないし不思議に思ってよく見てみたら、店員の但し書きが添えてあった。
「最近最も問い合わせの多いCDです」
そこまで読んでなるほどと気づいた。皆さんもお気づきでしょう。

例のIMacのCMで使われた"She's A Rainbow"の入っているCDが欲しいという問い合わせが、それだけ多いのだろう。テレビの影響力ってやはりすごい。確かにあのCMはかっちょいいし。
Windows95の時は『スタート・ミー・アップ』で、今度はIMac。節操なくて、ストーンズっぽくて、いい感じ。それにしても、最新の機器のCMが何故かオールド・ウェーブなのだなあ。一種の権威付けなのかなあ。

さて、ビートルズを一通り聴き終わった後に何を聴いたらいいのか?というのがこのページの大命題なわけだが、ストーンズというのはかなりありがちな選択肢なのではないでしょうか。
ビートルズの次ぐらいに有名なのだから、ビートルズの次ぐらいに良いのではないか? 特に音楽全般の知識が少ないとそう思いがちなのでは。僕がそうでした。

当時の僕は、ストーンズに挑戦しようと思い立ったのはいいけれど、何から手をつけたらいいか分からなかった。そういう時はやはりベスト盤でしょう。
CD屋に行ったら、"Big Hits (High Tide And Green Grass)"と本作、あと"Rewind 1971-1984"の3枚のベストがあった。迷ったが、"Jumping Jack Flash"が入っているし、"We Love You"にジョンとポールが参加していると何かで読んだことがあったので、本作を買った。

そして、当時の感想は「なんじゃこれは」でした。期待して聴いた[6]は「何だかばっちい感じ」と思った。先に書いたように、『愛こそすべて』のレコーディングにミックとキースが参加したお礼にジョンとポールがコーラスで参加している。タイトルも似ているし、同じのようなカラフルな世界を想像して聴いたのだが、寒々しい。
全体的に馴染めなかったが、特に67年録音の[3][6][8]が分からなかった。いわゆるサージェンと・シンドロームに巻き込まれた頃のストーンズである。[3]なんかは、ホラーがかったSF映画のサントラみたいに聞こえた。

しかし、ストーンズの他のアルバムをまがりなりにも聴いて、67〜68年の他のバンドも色々聴いた今、このアルバムをプレイしてみると、全然違う響きですな。一番苦手だった[3][6][8]が今では一番好きです。[6]なんか無茶苦茶かっこいいスよ。それにしてもこの3曲ともにニッキー・ホプキンスのが参加しているんだよね。例のCMの印象的なピアノが彼だ。

しかし未だに、このアルバムがストーンズの入門には向いているとは思えない。この時期、一年発表が違うだけでもかなり毛色の違った曲になっているし、それがあまり発表年とも関係のない順番に並んでいて初心者は混乱するばかりだ。後から聴けばなんか変で面白いけど。
ビートルズはまず赤盤、青盤辺りを聴いて、その後アルバムを発表順に聴くのが、まあ標準的というか、問題のない入り方だろうが、ストーンズはどうなのだろうか。ストーンズ・ファンの中で一般的にどう言われているのか知らないが、僕が提案したいのは、最近のものから遡っていく方式。一番最近のものを聴いて、気に入ればその一つ前の、という順番に遡っていく。これって結構スリリングなんでは。特に70年代から60年代に突入して行く辺りが。

ちょっと前、67〜68年限定のオムニバス・テープを勝手に作ったのですが、ストーンズからは[6]と[8]を選びました。(うらわ)

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Through the Past Darkly (Big Hits Vol.2)
"Through the Past Darkly" [FROM US]

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