| ・ブック・オフで買ったCDシリーズ(1)
シリーズ化するほどのものでないが、ブック・オフで買ったCDです(笑)。
ブック・オフは本来古本屋だが、なかなか強力である。そんじょそこらの本屋ではかなわない品揃えを、結構きれいな品で並べている。
中古CDもかなりの数置いているが、そこは所詮は古本屋。レンタルCDから流れてきたとおぼしき品を大量に並べているだけである。リチャード・マークス同じもの4枚とか、リック・アストリーひと揃えとか、TVドラマのサントラとかね。
はっきり言ってどうでもいいラインナップだが、古本の買い取りの査定待ち時間とかにじっと見てると、結構面白いものも混じっている。これがブック・オフ以外の場所だったら「面白い」とも思わないし、「買おうかな」とも思わない品だが。
これもそんな1枚。ジョージ・マーティン引退作『イン・マイ・ライフ』。買わないわな、普通の精神状態だったら(笑)。
って、不愉快に思った人が居たらすいません。この手のカバーもの、昔東芝EMIが出した2アイテムを買って以来、なんか、拒絶反応が。伊藤銀次の『ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ア・ダイアモンズ』がまだ耳から離れなくって(笑)。
って、今回(笑)が多いな。もう一つつけとこうか(笑)。
全然期待しないで聴いたが、これが結構よい。よいのですよ、やはりジョージ・マーティン印は。
[1]はロビン・ウィリアムズ。ジョージ・マーティンがかつてピーター・セラーズやスパイク・ミリガンのレコードのプロデュースをしていたのは有名だけど、本気で好きなのね、コメディアン。
最近「海の向こうの西田敏行」っぽくて鼻についていたロビン・ウィリアムズだが、許す。というか、ジョージ・マーティンの仕事がやはり素晴らしい。本当に『アビー・ロード』をプロデュースした人だということを改めて思い知らされる(チープ・トリックの『オール・シュック・アップ』をプロデュースした人でもあるけどね〜)。
[2]:これが僕にとっての本盤ベスト・トラック。歌っているのはゴールディー・ホーン。コメディエンヌも好きなようで(笑)。ウッド・ベースにブラシのドラム、ミュート気味のトランペットをバックにひたすらジャジーに歌っています。驚いたことに、歌、無茶苦茶うまいです。
「こんな風にアレンジしてみました〜」じゃなくて、最初からこういう歌だったと思わせる見事なG・ホーン&G・マーティン・コンビのお仕事。2人でアルバム1枚作ってもらいたいです。
[3]:なんだよ、インストかよ、うっとおしいなあ、一人くらいいるんだよな、勘違いやろうが、と思ってブックレットを見たらジェフ・ベックでした(ゲッ)。とたんに有り難く聞こえます〜。『ブロウ・バイ・ブロウ』コンビですからね、なんといっても。現在のサウンド・プロダクションで再現された例の「宇宙への発射音ストリングス」も圧巻。
[4]:私はフランス語しか話せませんでした(笑)。おじいちゃんたら、結構ミーハーなんだから(笑)。
[6]:あのジム・キャリーに『アイ・アム・ザ・ウォーラス』を歌わせる! もうアイディアだけで勝ったも同然でしょう。すばらしい。草葉の陰でジョンも悔しがっているでしょう。やられたと。もし日本人に歌わせるとしたら、やはり藤井隆でしょうな(笑)。
インストはほぼオリジナルを再現したものだが、恐ろしく重層的で完成されたアレンジだ。この曲はジョンとジョージ・マーティンの共作と言ってもいいくらいかも。
[8]:日本盤のみのボーナス。「日本のレコード会社に推薦された」とのこと(東芝EMIのことだろうね)。だからどうせ推薦するなら藤井隆を紹介しなさいよ。コメディアン好きなんだから。絶対受けるって(笑)。
この曲のジョージ本人のコメントを読んでびっくり。「ビートルズのオリジナル・トラックでは、本物の小鳥をスタジオにつれてきて、実際にさえずる声を入れたが…」
ええぇっっ、そんな話し始めて聞いたぞ! 本当っっ!? と思い『ビートルズ/レコーディング・セッション』を調べたら、「アビィ・ロードのサウンド・エフェクト・コレクションの第7巻:鳥の声に収められていたもの」とある。自分の家の裏庭でそれを録音したという、スチュアート・エルサムという人ののコメントまでついている。どうも、こっちの方がホントっぽいが、どうなんでしょうか。
お、おじいちゃん、まさか…。ボ…。
[11]は本作の中でもコピー度が高く、この人("A Hard Day's Night"にも出演していたというこの人)、好きなんだね〜ビートルズ、という感じ。でも、ドラム・ソロは少し長くなってて笑える。ドラマーとしての本性がうずいてしまったのでしょうか。
[13]:語りはなんとショーン・コネリー。ハムのCMみたいな気もするが、味、なんですかね。これをもし日本人がやるとしたら、山崎努辺りでしょうか、やはり。
ブック・レットに寄せられているジョージ・マーティンのコメント。これがいいのです(当然柳生博の声で読みましょう)。『耳こそは全て』もそうだったが、この人の文章は「誇り高くて」「明晰で」「どちらかというと理系的で」「堅いユーモアが感じられて」大好き。全然関係ないが、同じイギリス人であるSF作家、アーサー・C・クラークの文章をいつも思い出す。一部「あれ?」って思う部分もありますが(笑)。
(うらわ) |