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ジョーイ・モーランド観劇記 |
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場所は「スイートベイジル139」とある。うーん、知らない。値段は8000円。高っ。載っていた建物の写真からするに、クラブとかライブ・ハウスというより、「キャバーン」や「ケントス」みたいな、飲みーの食べーの、音楽聞きーのという感じの店の様だ。 掲示板で友人から、実際そういう店らしいと教えてもらい、ちょっと納得。何か食べ物でもついて8000円と思ったのだ。ならいいやと、前向きに検討。Tさんの許可を得、早速2枚分予約の電話。応対に出たのは下柳さん(仮名)で、3月28日(日)分を2枚確保。チケットの事前の受け渡し等はなく、当日受付で名前を言ってくれとのこと。なかなか変わった方式だが、面倒がなくていい。ただ、あんまり早く予約すると自分でいつの分を予約したのか忘れてしまいそうだ。 あとは平常心で公演日を待つのみ。そりゃわくわくするが、相手が(一応)バッドフィンガーなら、別にCD聴いて予習する必要も無いし。以下はTonBの掲示板より。
うーむ、非常な平常心でその日を迎えているのがよく分かりますね。ちょっと平常心過ぎるか(笑) 本当は結構どきどきしていたんだけど、全然文章に表れてませんな。あと、3月に入ってからだったかな、たしか23日と24日の公演は他のアーティストに差し替えになりました、という葉書が来て、一瞬どきりとしたりもした。2日分の公演中止の原因は定かではないが、あんまり予約が入らなかったのかもしれない。 |
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最近はかなり慣れたもので、ライブの日は映画を見る事にしている。バッドフィンガー当日は、『ユー・ガット・メール』を観た。ハリウッド版『With love』ということらしいが、『With love』を見ていないので、どっちが面白いのかはよく分からない。ただ、ハリウッド版ゴジラというのはよくなかったな、今思い出しても。 あまりのハッピー・エンドにやや驚きつつ劇場を後にしたが、一緒の回を見ていたと思われるカップルが、「今までにない映画だったね」と語っているのにも度肝を抜かれた。 さて、映画も終わり、時間もそろそろいい頃である。われわれはスイートベイジルに向かった。場所は六本木である。キャバーンのすぐ近くで、地図を頼りに行ったらすぐ見つかった。なんだか不況がつづくいまの時代に、燦然と輝くバブリーな雰囲気な建物だ。ご丁寧に守衛の人がドアを開けてくれる。別に開けてくれなくても構わないが、開けてくれないより楽なので、それも構わない。
僕の両隣は何故か革ジャンの男二人で、席と席との間も非常に狭いし、はっきり言ってうざったかったのだが(お互い様だよね)、ビールの2杯目を頼んだ頃には多少酔っ払ってあまり気ならなくなった。気分は結構よい。 ふとステージを見るとローディーらしきおジさんがギター・スタンドにギターを用意している。客は7分から8分程度入っていただろうか。前のほうはほぼ全部埋まっている。そろそろである。 |
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ついに時間がやってきた何故か『マーサ・マイ・ディア』(多分フールズ・ゴールドのバージョン)のSEが会場に流れる。3人の男がステージ上に。でも、あれ、ジョーイ出てこないぞ。早く出て来いジョーイ、と思ったらギターのおっちゃんがレコードの『マーサ』にあわせて歌う。げっ、まさか。 彼はてれてれのシャツに黒のGパン、変な革靴というという出で立ち。髪を短く切っていて、メガネをはずすまでは、ミュージシャンというより変わり者の海洋学者のように見えました。バンド編成はジョーイを含めたギター、ベース、ドラムの3ピース。低予算でイカす! 一曲目は、『カム・アンド・ゲット・イット』。倒れました。しかし最後のブレークの所で何故か尻切れとんぼに終わる。みんな戸惑ったのか拍手のタイミングがちぐはぐ。その後もみんなライブを見なれていないとしか思えないへたくそ拍手で、途中から不本意ながら率先して拍手をして、タイミングをみんなに教える役割をしました。こんなのはじめて。変な客だ。(僕もそうか)
8〜11はジョーイの弾き語り。12はベーシストの人がボーカルを取っていた。10と11は新曲だそうだ。ただただ至福の1時間半。ロックンロール野郎ジョーイをぽかんと見とれていた。僕個人としてはいままででも屈指のライブでした。 ジョーイのギターの印象は、「器用なギターだなあ」といったところ。ただしこの人はギターをはじめて持った頃からこのくらいは弾けたのかもしれない。ソロとかは明快なペンタびろびろろーんギターで、あまり変わったことはしない。そういうのが心底好きなのだろう。そこら辺がいいとこでもあり、限界でもある。 最後にプレゼントやらなんだかを渡してるファンがいて、ほんの数mしか離れていなかったのだから、ドサクサにまぎれて握手でも求めれば出来たのだろうが、急にシャイで礼儀正しい日本人と化してしまい、ただ見つめているうちに彼は去っていってしまった。 |